０４ ０４
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童.謡.のなぞ １
子供のころ、いろんな童謡を歌いましたね。
また、お母さん方はご自分のお子さんが幼いとき、いろんな童謡を歌い聞かせましたね。
そんな童謡たちのエピソードをシリーズで２０曲ほど紹介します。
悲しい.童謡たち / しゃぼん玉
飛ばずに消えた 子供の命
♪ しゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた 生まれてすぐに こわれて消えた・・・ |
野口雨情（のぐち うじょう）作の詩が 最初の雑誌に載った年が、大正９年（１９２０年）とも、１１年（１９２２年）ともいわれている。 雨情の娘、恒子さんが亡くなったのがこの作詩の前だった。 ２才であった。 という説があるが、どうも違うらしい。 恒子さんの亡くなる前に、この詩はできていた。 それは、明治４１年（１９０８年）３月、長女みどりさんは、北海道小樽で生まれて、 わずか、８日目に亡くなった。 当時は、医学が発達してなくて、幼子がなくなることは珍しくなかった。 しかし、初めて授かった子供を突然失うのは、この上なく辛く、いつまでも心の痛手となった。 その後、二女、三女が次々生まれているが、頭から長女の死が離れなかった。 まして、恒子が生まれて間もない。 長女のようにならず、健やかに育ってほしい・・・ と、願いながらでの作詞であった。 ♪ 風 風 吹くな・・・、 ♪ しゃぼん玉 消えた 飛ばずに消えた・・・、 |
| しゃぼん玉 作詞 野口雨情 作曲 中山晋平 |
しゃぼん玉 とんだ やねまで とんだ やねまで とんで こわれて きえた しゃぼん玉 きえた とばずに きえた うまれて すぐに こわれて きえた かぜ かぜ ふくな しゃぼん玉 とばそ かぜ かぜ ふくな しゃぼん玉 とばそ |
| 作詞 作曲 共 著作権消滅 |
| 参考：野口雨情 作詞 |
| 赤い靴 |
| しょうじょう寺のたぬきばやし |
| 雨降りお月 |
参考文献： 童.謡.の謎 合田道人 著/祥伝社
使用音楽： 日本の歌・世界の歌 のＨＰより ”しゃぼん玉”
（制作：2002/11/29/更新2008/01/10/無断転載禁）
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