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幾何学 / いちばん楽な方法は　？　

		「川で水をくんできておくれ」　と 洗濯（せんたく）をしていた母親が叫（さけ）びました。 川の近くで砂遊（すなあそ）びをしていた娘（むすめ）は、 すぐバケツの砂をあけて水をくんできました。
		そして水をくんだ地点を指（さ）して、自慢（じまん）していいました。 「どう、わたしいちばん楽したでしょう」 母親は、娘が頭がいいのに感心しました。 さて、娘はどの地点で水をくんだでしょうか？

解答を見る前に考えてネ

		まず、左図のように 川べりに対して対称（たいしょう）な位置に母を置き、 補助線（ほじょせん）を引きます。
		左図のようにして 解答を出しましたか　？
残念ながら、　この図は正解ではありません。 「水をくみ、最短距離で歩く」　という問なら正解ですが、 今回の問では、　「どう、わたしいちばん楽したでしょう」　と まだ砂遊びをする小さな娘にとっては、単純に歩く距離がみじかいよりは 重たい水を持って歩く距離が短いほうが楽ではないでしょうか？
		左図のようなコースが正解です。 このコースが重たい水を持って歩く距離が最短です。

参考文献：　数学パズル　　沖田　浩　著/中経出版

（制作：2005/05/19/無断転載禁）

                              

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