フナハシ学習塾英語３２

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私たちのミステイク英語　２８

９章　（　使い分けるべき男ことば、女ことば　）　その２

感動を表すのに　How　を使うと
女性的な響きをもつ　

中学校の授業で、感嘆文を習いましたね。
「なんて～なの」　とか　「なんて～なんでしょう」　という意味を教えてもらったはずです。

この日本語訳に違わず、じつは感嘆文も、女性的な響きがするのです。

１）　How nice !　　（なんて素敵なの！）
２）　How beautiful !　　（なんて美しいの！）
３）　How kind !　　（なんて親切なの！）

という感じです。

男性は、代わりに、　That's ・・・.　あるいは　That's really ・・・.　というフレーズで言い換える
傾向にあります。
上の文なら、それぞれ、

１）　That's (really) nice.　　（すごく素敵だね）
２）　That's (really) beautiful.　　（すごくきれいだね）
３）　That's (really) kind of you.　　（すごく親切なんだね）

男性は、感動したときに、　How ・・・!　や　What ・・・!　を多用しないようにしたほうがいいでしょう。

男性が　「あら」　を意味する
Oh !　を使いすぎると・・・　

Oh ! Where did you get that watch ?

というフレーズも女性的です。これは、
「あら、その時計どちらでお求めになったの？」　と女性言葉で翻訳するのが妥当なのです。

このように　Oh　という感嘆詞は　「あら」　という語感を強く含んでいます。

これに対して、男性は　Wow　（えっ、スゲエ！）、　Hey　（おい）　
といった言葉を使う傾向にあります。

先ほどの文ならば、

Hey, where did you get that watch ?　　（おい、その時計どこで買ったんだ？）

と表現するのです。

女性的	ーー	男性的
Oh ! What happened ? （あら、どうしたの？） Oh ! Those are nice shoes. （あら、いい靴ね）		Wow ! What happened ? （おお、どうしたんだ？） Mm, those are nice shoes. （うーん、いい靴だね）

Oh !　と同様、　Oh no !　という表現も、イントネーションによっては女性的です。
過度な強勢を置くと、　「なんてことなの！」　といった響きになるのです。

男性は代わりに、　
Oh, man !　（なんてこった）、　Damn !　(畜生）、　Whoa !　（ウォー）、　Hey !　（ちょっと）　
というフレーズを用いる傾向にあります。

You lost the money ? Oh no !　　（お金をなくしたの？　なんてことなの！）

You lost the money ? Oh man !　　（お金をなくしたのか？　なんてこったい！）

といった違いがあると考えておけばいいでしょう

「親愛なる」　（ dear ）　を
男性が使うのは手紙文だけ

dear　（親愛なる）　という単語をご存知ですね。

手紙の起句に　Dear Mr. Smith　（親愛なるスミスさんへ）　といった形でよく使われるフレーズです。
ただし、この　dear　が男性が使えるのは、ほぼ手紙の中だけだということを覚えましょう。

たとえば、
This is dear friend.

というと　「こちらは私の親しくしているお友達なの」　という意味になりますが、
これは女性だけが用いる言い方です。

男性は
This is my good friend.　　（こいつ僕のいい友達なんだよ）

さらに、男らしく　（くだけたように）　いうには、
This is my good buddy.　　（こいつオレのダチなんだ）

ここでの、　buddy　は男の友達同士で使われる　「友達」、「ダチ」　といった意味ですので、
逆に女性が使うことはほとんどありません。

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参考文献：　使ってはい.けない英語　　デイビット・A・セイン＆長尾.和夫　著/河出書房新社

愛知県半田市住吉町　フナハシ学習塾　Funahashi Private School

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