フナハシ学習塾英語３１

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私たちのミステイク英語　２７

９章　（　使い分けるべき男ことば、女ことば　）　その１

腹を立てた時や、頭痛の時に
kill　を使うのは男性だけ　

国や人種を問わず、男性というものは、女性よりも荒っぽい表現を好みます。

男性はちょっと腹を立てている程度でも、

I'm going to kill you.　（お前、殺すぞ）

という荒っぽい言葉を使うことがありますが、女性はそのような言い方はあまり好みません。

頭が痛いときにも、男性は

My head's killing me.　　（頭痛がする　：　頭が俺を殺している）

に対して、女性は

My head hurts really bad.　　（頭がひどく痛むの）

のように柔らかな表現をします。

ほかにも、
「お腹が一杯だ」　は、

男性は、　
I'm stuffed.　　（満腹だ）
My gut's full.　　(腹一杯だ）

女性は、
I'm full.　（お腹が一杯）
I couldn't eat another bite.　（もう一口も食べられないわ）

「静かにしてください」　は、

男性は
Shut up !　（うるさい！）
Shut the fuck up !　（黙れ！）

女性は
Be quiet !　（静かにして）

男性が　lovely　を連発すると
アメリカでは女性っぽいと思われる　

同僚の家へ遊びに行って、すばらしい庭があるのを見たとき、
英語ではどのようにほめるでしょうか？

１）　You have a lovely garden.
２）　You have a nice garden.

１）と答えた男性は残念ながら不正解です。
女性はどちらでもかまいません。

このように、　lovely　という単語は、アメリカでは男性はほとんどの場合、
避けようとする言葉なのです。

１）　の文を翻訳すれば　「素敵なお庭ね」　といったニュアンスです。

このように、英語にもどちらかといえば女性的な言葉、
逆に、どちらかといえば男性的な言葉があります。

もうひとつ、　女性的な響きの単語に　wonderful　があります。

女性的な表現に、
I had a wonderful evening.　　（すばらしい夕べを過ごしたわ）
You are a wonderful cook.　　（すばらしい料理のお手並みですわね）

これを、男性的な響きに、　（女性の使用可）
I had a nice evening.　　(素敵な晩を過ごしましたよ）
You're an excellent cook.　　（すばらしい料理のお手並ですね）

男性は、　lovely　や　wonderful　といった単語をあまり繰り返し使うのは避けましょう。

「本当にごめんなさい」　と言うとき
terribly sorry　を使うと女性的　

terribly　（ひどく）　をいう単語をご存知でしょうか？

この副詞もやはり女性的に響く場合があるので注意が必要です。

I'm terribly sorry.　　（本当にごめんなさい）
Fred was terribly frightened.　　（フレッドはひどく怖がっていたわ）

日本語訳をみて、なんとなく感じが解っていただけるでしょうか？

男性の場合は、　terribly　よりも　really　という言葉を選びます。

I'm really sorry.　　（本当にごめん）
Fred was really scared.　　（フレッドは本当に怖がってたよ）

この対比に似たものに、先の文の

frightening　と　scary　があります。
このように、同じような意味の単語のペアがあったとき、

多くの場合、長いほうが女性的、短いほうが男性的と思ってください。

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参考文献：　使ってはい.けない英語　　デイビット・A・セイン＆長尾.和夫　著/河出書房新社

愛知県半田市住吉町　フナハシ学習塾　Funahashi Private School

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