フナハシ学習塾英語２３

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私たちのミステイク英語　１９

６章　（　日本語感覚の英作文が失敗のもと　）　その２

「頭痛がする」　を　I'm a headache.
と言ったら爆笑される理由　

前頁で形容詞の間違いを書きましたが、同じような間違いは名詞でも起こります。

「頭が痛いんだ」　を、

I'm a headache.

と訴えたら大爆笑されてしまいます。
この表現は　「私は頭痛の種なんだ」　と言ってしまったのです。

正しくは、
I have a headache.

have a headache　　（頭痛がする）
have a cold　　　　　（風邪をひいている）
have a stomachache　　（腹痛がする）

のように、　have　を使って表現します。

「墓参りに行った」　を　　・・・went to the grave.
と言うと、　死んで墓に入ったことに　

人の死は悲しいものです。
「死」　にまつわる英語で、私たちは多くの勘違いや誤解があります。

ある会社で、欠席している女性を

「彼女は墓参りのため、田舎へ帰省しているのです」

と、伝えたくて、

She went to the grave.　　（彼女はお墓へいきました）

外国人のスタッフは大ショック。
そうです、この英語は　「彼女は死んでしまい、墓に入っている」　という意味になるのです。

正しくは、

She visited her ancestor's grave.　(彼女は先祖の墓参りにいった）

She visited the graves of her ancestors.　(彼女は先祖の墓に参った）

死に関する言い方は、ほかにも、

１）　go to a better place　　　(天国へと旅たつ）
　　　　「さらによい場所へいく」　ということで死を表す。

２）　check out.　　　　　（死ぬ）
　　　　（ホテルのチェックアウトではなく、人生からのチェックアウトするということ｝

３）　expire　　　　　　　（死ぬ）
　　　　（人生の）　「期限が切れる」　つまり　「死」　の比喩的表現。

４）　get the chair　　　（電気椅子にかけられる）
　　　　「椅子」　を与えられるのではなく、　「電気椅子」を与えられること。

「～を買うつもりだ」　を　going to take ・・・
と言うと、泥棒と思われる？　

take　という動詞にはいろいろな意味があります。

しかし、何でも take を使いすぎるのも失敗のもとです。

いっしょにショッピングにいったアメリカ人に、店先で
「このペンを買うつもりなんだ」　と話しかけたとき、

I'm going to take this pen.

と　take　という動詞を使ってみた日本人。
アメリカ人はその後、日本人を敬遠しました。

take　には　「運ぶ」　という意味があり、店員との会話の場面で使う、

I'll take this one.　　（これいただきます）

という表現なら大丈夫なのですが、そのほかの言い方をすると　「盗む」　という意味で
受け取られることも多いのです。

外国人は　「ものを買う」　というとき、
どちらかというと　take　よりも　get　を使います。

先の表現を
I'm going to get this pen.　　なら良かったです。

get　には　buy　（買う）　という意味が含まれています。

take　ではなく　get　を使いましょう。

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参考文献：　使ってはい.けない英語　　デイビット・A・セイン＆長尾.和夫　著/河出書房新社

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