フナハシ学習塾英語２１

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私たちのミステイク英語　１７

５章　（　こんなニッポン英語は通じない　）　その３

「イギリス」　「イングランド」　にまつわる
よくある誤解とは　

さて、英語を勉強しているみなさんならご存知かもしれませんが、
「イギリス」　という言葉はどういう意味だかわかりますか？

ふだん、”イギリス”　と言っていますが、
本来英語にはイギリスという言葉はないのです。

これは江戸時代に日本に入ってきた外来語で、当時の英国を指すポルトガル語の
Ingles　にその起源があるのです。

「イギリス」　つまり　「英国」　を、正しく英語で表現するには、

United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

としなければなりません。
「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」　ということです。

サッカーのワールドカップにイングランド、スコットランドなどのチームが出場しますが、
これらの地域
（じっさいには、　England, Wales, Scotland, Northern Ireland　の４地域）
が集まって国家を形成しているのが、イギリス、いや「英国」なのです。

しかし、いつもこのように長たらしい国名を言葉にしているのもたいへんですから、

Great Britain　とか　United Kingdom　とか　UK　とか　U.K.　などと略した表現をします。

「ペンキを塗った」　は
エッチな行為　（hanky-panky）　と間違われる　？　

「昨日ペンキを塗ったんです」　と言おうと思い、

I did some penki yesterday.

と和製英語混じりに外国人に言うと、

I did some panky yesterday.

と聞こえます。　panky　とは　hanky-panky　（エッチな行為、不道徳な行為）　のことだと
間違えられそうなので、要注意です。

正しくは、

I did some painting yesterday.

下着の　「Ｔバック」　は
紅茶の　tea bag　にしか聞こえない　

ひものように細くて後ろから見ると　「Ｔ字型」　をした下着を日本では　「Ｔバック」　と呼びます。

これは、どうしても外国人には　tea bag　と聞こえてしまいます。

「Ｔバックの下着を買ったの」　と女性が話しても、

I bought a tea bag.　（ティーバッグの紅茶を買ったの）
と聞こえてしまいます。

英語では　「Ｔバック」　の下着は、

thong　（ソング）　といいます。

相撲取りの　「まわし」　も同じ表現をすることがあります。

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参考文献：　使ってはい.けない英語　　デイビット・A・セイン＆長尾.和夫　著/河出書房新社

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