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私たちのミステイク英語 9
3章 (よく知っているフレーズの失敗) その1
How are you ? Fine, thank you. と挨拶する人は実際にはいない?? |
How are you ? (こんにちは、ご機嫌いかが?) Fine, thank you. (ええ、ありがとうございます) と、ちょっと前までの中学校1年生の教科書の定番だった言い方です。 しかし外国では、こんな機械的な挨拶をする人はほとんどいません。 先ほどのフレーズは 「こんにちは」・・・「ああ、どうも」 という感じです。 顔をあわせた手前、仕方なく挨拶しているといった印象です。 いつも顔をあわせる友人、同僚との挨拶なら、 How are you doing ? (調子はどう?) How' s everything going ? (いろいとうまくいっている?) Are you keeping busy ? (忙しくしてる?) と、生き生きとした表現を使いましょう。 返事も Pretty good. (調子いいよ) Really good. (すごくいいよ) Not bad at all. (すごくいいよ) などの、気さくな言い方で応じるほうがいいでしょう。 また、久しぶりに出会ったときには、 Long time, no see. (久しぶり !) How have you been ? (元気にしていた ?) のようの声をかけます。 |
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Thank you. You' re welcome. も日常会話では使わない?? |
先ほどのが、堅苦しい挨拶なら、 Thank you. (ありがとう) You' re welcome. (どういたしまして) は、堅苦しいお礼の挨拶の代表例です。 フォーマルな場面ならかまいませんが、ふつうにお礼をいうのに、 こんな儀礼的に仕方なくお礼の挨拶をするのはやめにしましょう。 本当に心を込めてお礼をいいたいなら Thanks. (ありがとう!) I owe you one. (お世話になったね) I really appreciate this. (本当に感謝しているよ) 受け答えは Sure. (かまわないよ) No problem. (お安いご用さ) You bet. (いいよ、いいよ) なら、気持ちのこもったお礼の挨拶になります。 |
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調子を尋ねられて It' s okay. と言ったら心配される?? |
日本人に向かって、 How do you like your new computer ? (新しいコンピュータ、どうだい?) などと、調子をたずねることがあります。 そのとき、「なかなかいい調子だよ」 と言うつもりで、 It's okay. それを、聞いた外国人は 「そうか、こんなによくないんだな」 とちょっと心配になるはずである。 日本人は 「オーケー」 は 「いい調子」 と思い込んでいる。 この It's okay. というフレーズでは、 「なんとかオーケー」、あるいは 「こんなもんだよ、ぜいたくいえないよ」 といったレベルになるのです。 正しくは、 It's made my life easy. (いろいろ便利になったよ) I really like it. (本当に気に入ってるよ) 誰かの服などをほめるときにも、 It's okay. は避け、 It's great. (すごくいいね!) It's nice. (素敵だね!) It's really good. (とてもいいよ!) とすれば、誤解されることもないです。 |
参考文献: 使ってはい.けない英語 デイビット・A・セイン&長尾.和夫 著/河出書房新社
(制作:2003/08/20/無断転載禁)
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