小学生　慣用句（かんようく）　ことわざ

　慣用句（かんようく）
　　二つ以上のことばが合わさって、あるまとまった意味をもつもの。

　ことわざ
　　人生のいましめや、生活の知恵などをふくむもの。

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閑話休題　（かんわきゅうだい）

漢字で遊ぶ四字回文

「回文（かいぶん）」とは、 ”新聞紙”、　”竹やぶ焼けた”　のように、 上から読んでも下から読んでも、同音になる言葉のことです。 原則は「かな」による上下同文。　したがって ”畳一畳”　や　”水道水”　は回文とはいわない。 漢字四字で作る回文、これは相当てごわい。　そこで作り方のコツを少し。 まず、二文字の言葉を上から下、下から上に読んでみる。 禁煙　　上　→　下　「きんえん」 　　　　　下　→　上　「んえんき」 ここで、ハッと気が付く。つまり　「ん」　の字を除くと　「えんき」　すなわち　「延期」の漢字が当てはまる。 これで、　「禁煙延期」　という立派な四字回文の出来上がりという次第。 では、例を少々。 「提案相手　（ていあんあいて）」、　「会計経過　（かいけいけいか）」、　「人権堅持　（じんけんけんじ）」。

慣用句の誤用（ごよう）

２００７年９月、　文化庁が慣用句の誤用（ごよう）についての調査結果を公表した。 　　例えば、　「上や下への大騒ぎ」　との誤用は５９％にも達している。 下の表では　◎　が正しい表現（意味）です。　％　は　そう表現（意味）する人の割合です。 使 い 方 混乱した様子 × 上や下への大騒ぎ ５９％ ◎ 上を下への大騒ぎ ２１％ そう思い通りに いかない ◎ そうは問屋が卸さない ６８％ × そうは問屋が許さない ２４％ 夢中になって 見境がなくなる × 熱にうなされる ４８％ ◎ 熱にうかされる ３６％ 意 味 役不足 × 本人の力量に対し役目が重すぎる ５０％ ◎ 本人の力量に対し役目が軽すぎる ４０％ 流れにさおさす × 傾向に逆らい勢いを失わせる行為 ６２％ ◎ 傾向に乗って勢いを増す行為 １８％ 気が置けない × 相手に遠慮をしなくてはならない ４８％ ◎ 相手に遠慮をしなくてよい ４２％ ぞっとしない × 恐ろしくない ５４％ ◎ おもしろくない ３１％ やおら × いきなり、　急に ４４％ ◎ ゆっくりと ４１％ どうですか？　あなたは　正しい使い方をしていますか？

この項　2007年9月8日　中日新聞記事より

参考文献：　慣用句/ことわざ暗記　　小学教育研究会/増進堂

（制作：2003/07/12/更新2007/09/10/無断転載禁_22）

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