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かんたんな英文レターの書き方　１

グリーティング・カード / クリスマスのお祝いを伝える

欧米では、クリスマスやイースターなどにグリーティング・カードをおくって、お祝いの気持ちを伝えます。
最近は日本でも多種多様のカードが売られています。
お祝いやお礼など、状況に応じたカードを書いておくりましょう。
なお、クリスマス・カードは年賀状をかねます。

　　カードを書くときの　ワンポイント・アドバイス


１）　カードとハガキの区別

　クリスマスを初めとして、欧米では一年を通じて、お祝いや通知の際にカードを出す習慣があります。
外国では日常生活での、大切な社交儀礼の一つです。

　カードは、簡単なメッセージを書くだけでも、立派な挨拶の役目を果たします。
すなわち、カードを出して挨拶することは欧米の儀礼と習慣にかなったことです。

　一方、ハガキは簡単に書けるという点で便利ですし、また絵ハガキの美しさは相手も喜ぶでしょう。
しかし、ハガキ類はあくまで相手に何か少しだけお知らせする臨時のコミュニケーションです。
それは略式なものです。

　ですから、カードはどんなに簡単なものでも、正式な扱いであります。
このカードとハガキの基本的な違いを忘れないようにしましょう。


２）　手書きだから喜ばれる

　最近は、いろんなデザインのグリーティング・カードが売られています。
自分の目的にあったカードを選びます。

　カードを選んで、左上に　「　Dear Mary　」　（相手が　Mary さんの場合） 　とか、
「　Dearest Mike　」　（相手が　Mike さんの場合）　などと相手の名前を書き、
右下に　「　From your friend　」　とか　「　With Love　」　などと書けばよい。

　一応これでいいですが、やはり何か相手への簡単なお祝いのメッセージを
ひとこと書いてあげましょう。

しゃれた文句など書かなくてもいいです。素直な気持ちを書けばいいです。
　このときに大切なことは、相手の名前、結びの挨拶、そしてメッセージはすべて手書きで書くことです。

カードは必ず自筆で書かなくてはなりません。



３）　サインは忘れずに

　グリーティング・カードは、あなたの気持ちをあなたに代わって相手の元に届ける手段です。
ですから、必ず自分の名前を書きます。　これが署名（サイン）です。
親しい相手には、　「　Emi　」　（自分の名が　えみ　の場合）　などと姓（名字）を省いた書き方をします。

　たとえサインを書き忘れても、カードを入れた封筒にはあなたの住所氏名が書いてあるので、
相手にはそのカードが誰から送られたのかはわかるはずです。
でも、この封筒は単なる入れ物にすぎません。
封筒の住所氏名は郵便配達のためなのです。

　サインの書き忘れは、名前を告げずに相手の家の中にずかずかと入っていくようなものです。


４）　最適の日に届くように

　グリーティング・カードには、誕生日、結婚、結婚記念日、出産などのまったく私的なお祝いや、
クリスマス、イースターなどの社会的なお祝いとがあります。

　誕生日、結婚、結婚記念日、出産などの場合は、あなたのカードが
当日を過ぎて相手に届いたとしても、相手の人は別段そのことをとがめはしないでしょう。

しかし、世間一般の人がお祝いする行事であるクリスマスやイースターなどの場合は、
やはりその期日を過ぎてしまっては、お祝いの意味もうすれてしまいます。

　特に、クリスマス・カードの場合は１２月２５日より前に相手に届いていることが大切です。
１２月２５日を過ぎたクリスマス・カードは失礼になります。
ハロウインやイースターなどの場合も同じです。

　　（始）　　０２　　

参考文献：　英文レターの書き方　　　林　俊一　著/高橋書店

（制作：開設時/追加2007/12/10/無断転載禁）

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